我が子は小学六年の後半から不登校、そのまま中学のほとんどを不登校で過ごし、中学の最後の半年に奇跡の復活をとげました。
しかし、本人は卒業後の進路を普通科の全日制を希望したものの気に入る高校がなく、母がなんとか高校までは卒業させようと、必死で探した通信制高校に決めたのですが、週一日の登校も難しく、一年経たないうちに退学することにしました。
初めから通えない予感がしていた
中学時代の不登校歴は二年半。
何を思ったか三年生の秋から突然登校を再開し、卒業式のあと「もっと通っとけばよかった」と言っていたくらい楽しく通えた我が子ですが、行きたい高校を探すのは大変でした。
中学三年の秋から初冬にかけ、ほとんどの週末を高校見学に費やしましたが、気に入る高校がなく、だめもとで週一回の通学で卒業できる通信制高校に決めました。
ですが案の定、入学式から表情が暗く、先行きが心配でした。
登校日は体調不良
通信制なので課題を提出して、週に一度の通学をすれば単位が取れるのに、登校日が来ると体調不良になることが多く、三回に一回くらいは出席できませんでした。
遠足などの外出行事には、なんとか参加できていたのですが、通常の授業の日は休むことが多かったです。
母の私にしてみれば、その体調不良の理由はどうでもよく、それほど通学が苦痛だということなので、そんな思いまでして学校に行かなくてもいいのではないかと思い、入学した年の秋から「嫌なら行かなくていいよ」と伝えていました。
その時本人は「お金を出してもらっているのだから、頑張らないと!」と思っていたようですが、どうにも体がついていきません。
そして、次第に登校できる日が減っていきました。
年明けに退学を決断
年明けに本人の意思を確認すると「学校をやめたい。」ということだったので、学校に連絡して面接もしました。
学校では「なぜやめたいのか?辞めたあとはどうするのか?何かしたいことはあるのか?」などいろいろ尋ねられました。
子供は「自分にとって学校に通っている意味がわからない。学校にはしたいことがない」と返答。
私もどう考えているかを聞かれましたが、「学校に行くと思うと体調が悪くなるくらいストレスなのであれば、行かなくていいと思う。高卒という学歴が欲しいだけなら高校に通って卒業するのが一番簡単だが、他にも方法はあるので、通学にこだわらなくていいと思っている」と答えました。
面接の結果、12月までの課題や通学日数を考えると3月に行われるテストを受け、課題をもう少し頑張れば取れる単位がいくつかあるので、3月いっぱいまでは在学することになりました。
まとめ
親としては学校に通って卒業してもらうのが一番安心ではありますが、体調が悪くなるのではしかたありません。
通学の度に暗い顔でうなだれているのも辛いし心配で、そのまま電車に飛び込むんじゃないかと思ってしまいます。
そんな馬鹿なと思われるかもしれませんが親なんてそんなものです。
退学に反対しなかったのは、そんな心配をしなくてすむように、自分のためもあるかもしれません。
これから子供がどんな道を選ぶのかわかりませんが、子供の力を信じて応援していくしかありません。
ではでは。
コメント