はい、ひかるです。
以前、テレビで紹介されていた「手妻」(てづま)、つまり日本古来からあるマジックがどうしても見たくって、人形町で催されたマジックショーを見てきました。
手妻、日本独自の奇術がすごかった
手妻って何
手妻とは、日本に古くから伝わるマジックで「手を稲妻のように素早く動かす」ところから、てづまと言われているそうです。
テレビで見てから、実際に見たくてインターネットで情報を探していたら、偶然、人形町にある親子丼で有名なお店で、行われるマジックショーで手妻が見られるということだったので、早速行ってみました。
目の前で見ても、タネも仕掛けもわからない
今回の公演は藤山大樹さんという若手の方でした。
若いけど、技はすごかった。
目の前で、説明がつかない謎の現象が次々と起こるのですが、タネも仕掛けも全く分からなくて、そのわからなさが次第に快感になってしまいました。
また、マジックではありませんが「蝶のたはむれ」という演目がとても良かったです。
紙片と扇だけで、蝶の一生を表すという、いかにもジャパニーズ的な感性が光る作品でした。
扇で紙片をあおいで、蝶の動きをコントロールするのですが、電池が入って遠隔操作しているのではないかと疑うほど、自由自在に操っていて、ときに扇の上に蝶が止まったりもするのです。
蝶のたはむれはこちらでどうぞ。
今後の藤山大樹さんに期待
それから、藤山大樹さんは、マジックの腕がいいのはもちろんですが、すごく気遣いができる方で感激でした。
なぜなら、親子丼で有名なお店で行われたマジックショー。
予約すれば、その親子丼をいただいた後にマジックが見られて、2度おいしい!みたいな企画だったにも関わらず、食べ物にあまり興味がない私は食べませんでした。(お店の前にすごく長い行列ができているのを見て、少し後悔しましたけど)
そして、食べたお客さんは舞台に近い方の席で、私は一番後ろの席で非常に見づらかったのです。
前座の方達は、前の席の方にだけ手元が見えるように演技をされていたのですが、藤山さんは一番後ろ(といっても3列目ですが)の私にも良く見えるように、近くまで来て、手元が見えるように気を配ってくださいました。
もう、その気遣いが素晴らしく、また機会があったらぜひ見に行きたいと思っております。
日本古来の伝統文化
今まで、『ザ・ジャパニーズ』的なものにあまり関心がなかったのですが、最近になって、段々と日本ぽいものが好きになってきました。
年のせいでしょうか…
江戸時代には、手妻をお金持ちが楽しんでいたということですが、どんな感じでみていたのかと想像すると楽しいですね。
藤山大樹さんはまだお若いのに『ザ・ジャパニーズ』な手妻で華麗なマジックを習得されていて、すごいと感心すると共に、世界を目指して、日本代表としてますます頑張っていただいきたいなと思いました。
想像ですが、日本舞踊なども練習されているのではないでしょうか。
着物を着ての所作がすごく美しかったです。
話術も楽しかったですし、本当に近くで見ても、タネも仕掛けもわからないので、興味がある方は一度見てみてくださいませ。
ではでは…
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