看護師になろうと思った理由

woman in blue scrub suit wearing white mask 看護師
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はい、ひかるです。

これから進路を考えなければいけないとき、「自分がやりたい職業なんてわかんないよ」と言う方はいませんか。

実は私もそうでした。

私は強い意志もなく、偶然看護師になって30年以上たちます。

しかしありがたいことに後悔したこともないし、看護師が天職だと思っています。

そんなひかるが、どうして看護師になるという選択をしたのかをお話ししたいと思います。

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なぜ、看護師になろうと思ったのか

年齢を理由に仕事を辞めさせられたくなかった

高校卒業後、将来どんな職業につきたいかなんて、高校生の頃には思い浮かばなくて、なんとなく大学に行く人が多いのかなと思います。

ひかるが高校生の頃もそうでした。

しかし、一つだけ譲れないことがありました。

それは「ずっと自分の給料で食べていきたい。年をとったという理由で仕事をやめさせられたくない」ということです。

私が高校生の頃は、女性が年齢を重ねていくと会社にいづらい雰囲気になって、退職することを暗に促されることになるということがありました。(女性は若ければ若いほどいいなんていう、今じゃ考えられないくらい男性社会でした)

そうならないために、年をとればとるほど「辞められたら困る」存在になりたいと思っていました。

自分の口は自分で養いたい

私の母は「これからは女でも手に職をつけなくちゃダメよ」と私が小さい頃から言っていましたので、そういうものだとずっと思っていました。

それに、私が子供の頃は、給料日に現金で給料を持ち帰ってきていましたので、お父さんからお母さんがありがたくお金を“いただく”のを見ていて、違和感がありました。

お母さんが家事をしているからこそ、お父さんは外で仕事ができるのに、なんだかお父さんがえらいみたいな光景…

自分の性格からして、そんな生活をしたら卑屈になってしまうだろうなと思っていたので、人からお金をもらうなんてあり得なかったのです。(実際は二人で稼いだも同然のお金なので、卑屈になる必要なんてないんですけどね)

自分が自分らしくいられるために金銭的な自由は確保しておきたかったのです。

結婚したくなかった

私には結婚したら自由に友達と会ったり、好きな時に寝たり起きたりできなくなるイメージがありました。

自由がなくなるくらいなら、結婚などしなくてよし。と考えていたので、どうしても自分で働いて稼ぐ必要がありました。(実際は結婚もして子供もいます。)

今は、結婚していても自由がなくなるかどうかは相手次第だなあと実感しています。

友達が看護師になる

自分の中で、なぜか「病院で働きたい」というのはぼんやりとありました。

薬剤師はどうかな?と思っていましたが、薬学部の学費は高く、当時でも1,000万円くらいしました。

そして、そんな大金を我が家が出せるわけがないと、親に相談する前からなぜかあきらめていました。

そんな時、友達が「看護師になる」(当時は看護婦と言っていました)と言っているのを聞き、「あーそういう手があった」と思いました。

看護師だったら、病院で働けるし、年をとって経験が増すほど頼りになる存在になれて、辞められたら困る存在になれそうです。

そして、退院する患者さんを病院の玄関で手を振って見送る自分を想像してニンマリしました。(テレビでそんなシーンを見たのでしょうね。実際はそんな暇はありません)

学費が激安だった

調べてみると、看護師になるための学校に行くには専門学校に入ればよく(当時は看護学部は少なく、専門学校が主流)、学費も激安でした。

私の学校は入学金が20万円くらい、毎月の授業料が2万円くらいでした。

その上、毎月学校からの奨学金が15,000円、市からの奨学金も毎月15,000円、合計3万円もらえて、卒業後3年間、看護学校の大学病院で看護師として働けば両方の奨学金を返済しなくていいという夢のような待遇でした。

学校で勉強するのに学費以上に奨学金がもらえるという好条件で、しかもたった3年働けば、もらいっぱなしでいいなんて…

市としても、学校としても、看護師の数を増やしたいので勉強しやすい環境を整えたのでしょう。

ほぼ就職活動しなくていい

私の通った看護専門学校は大学病院が運営する学校だったので、実習先は自分の通う学校の病院でした。

そして、卒業後の就職活動らしいものもせずに、ほぼ自動で働き先はその大学病院に決まりました。

実習で慣れた病院で働けるので、精神的にも楽でした。

しかも、院内に同級生がいっぱいいたし、敷地内に学校の先生もいるので、何も恐れるものはありませんでした。

そのあと、大学病院を辞めて違う病院で働いたりしましたが、どこも看護師不足なので採用ありきの面接でした。

なので、世間でいう厳しい就職活動は経験していません。

まとめ

こんな感じで、かなり適当に看護師になる道を選んだのですが、結果は大正解でした。

自分の性格に合っていたようで、結構楽しく仕事ができています。

高校生の頃は大人と話したことがあまりなく、人と話す仕事につくイメージがわきませんでした。

だから、薬剤師ならカウンターの向こうで薬を選んで袋に詰めればいいから、話さなくて済むなぁと思っていました。

(実際は患者さんとめちゃめちゃ話します)

看護師になってから自分が話すのが嫌いではないことがわかりました。

自分の事でも、やってみないとわからない事ってあるんですね。

私の看護学校の同級生で、自己紹介の時に「自分の母親が、自分が病気になったときに知識がなさすぎて困ったので、看護学校で勉強することにした」と言っている人がいました。

看護学校=看護師になる。という人ばかりではないんだな。と少しびっくりでした。

少しでも進路選択に悩む方の参考になれば、嬉しいです。

ではでは。

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