ネコの尿路結石 発症から完治まで

black cat on brown dried leaves during daytime ネコ
Photo by Andréas BRUN on Unsplash

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こんにちは。ひかるです。

オス猫を飼い始めたけど、どんなことに注意したらいいんだろう?

オス猫特有の健康の注意点ってあるのかな?

という疑問に私の経験をお伝えします。

ネコの尿路結石の発症から完治まで

ネコの尿路結石の症状

うちにはもうすぐ4才になる雄猫がいます。

きわめて元気で、遊び好きだったのに、先日夜11時くらいに突然様子がおかしくなりました。

少し前まで元気に遊んでいたのですが、急にうずくまって動かず、10秒間隔で甲高い声でニャーと鳴き、おしっこが少し漏れてしまっていました。

呼吸もなんとなく苦しそうだったので、近くにある夜間専門の動物病院に連れて行くことにしました。

夜間動物病院の診察、治療、経過

車で少し行ったところに夜間専門の動物病院があることを知っていたので、行く前に電話で様子を動物病院に伝えました。

すると「心配なら連れてきてください」と言われたので、急いで連れて行きました。

病院に着くと、他に1人(1匹?)だけ患者さんが待っていました。20分くらい待っていると、呼ばれたので、様子を伝えて、ネコを診察室に置いてきました。

30分くらいで呼ばれて診察室に行くと獣医からおしっこを顕微鏡で拡大したものを見せてもらい、「ストラバイト尿路結石です」と言われました。

おしっこの中にキラキラ光るものが見えましたが、それがストラバイトの結晶だそうです。

尿路結石について、少し質問をしたのですが、嫌な顔もせずに丁寧に答えてくれました。

質問1.以前にも尿路結石で治療をしたことがあるが何回も繰り返すものなのか?

という質問には「尿路結石を防ぐようなエサを与えていないと繰り返す」と言われました。

そのときは、うっかり尿路結石を防ぐようなエサを与えていなかったので、再発させてしまいました。

質問2.尿路結石を防ぐためにはドライフードよりもウェットフード(缶詰のような)もののほうがいいのか?

と尋ねると、「ウェットのほうが水分が多いので、尿の量が増えて石ができにくいが、コストがかかるね」とごもっともなことを言われました。

おしっこの管を入れて、尿を出してもらって、レントゲン撮影と点滴と抗生物質の投与を受けました。「かかりつけの獣医さんに症状と検査結果を送っておくので、明日内服薬をもらいに受診してくださいね」と言われました。

翌日は言われた通りにかかりつけの病院に行って、血液検査と抗生物質を処方してもらいました。

処方された抗生物質は錠剤でした。

ネコに錠剤の薬を飲ませるのは初めてなので、心配しましたが、意外に簡単にできました。

ネコの両方のあごを片手で押さえると口を開いてくれます。

口を開いたら、奥のほうの舌の上に錠剤を置くと、出すことができないようで自然に飲んでくれました。

しかし、こまったのは下痢をしてしまったことです。(人間にもありがちな抗生物質の副作用です)

抗生物質は一日に一回の内服で一週間分処方されたので、一回飲ませただけで下痢になってしまって、これが続くのは気の毒だな。と思いました。

それに、そわそわして、あちこちで砂を掘るような仕草をしては、少ししかおしっこが出なくてまた違う場所で掘る仕草を繰り返していました。

少し出たおしっこを見るとうっすら赤くて、血尿でした。

また夜間の緊急受診は絶対に避けたかったので、仕事を休んでかかりつけ医に受診しました。

すると、「ちゃんとオシッコ出てるし、血尿はだんだんなくなるし、大丈夫。でも下痢してるから、薬飲ませますね。」と言われ安心しました。

下痢の薬はこの時一度だけだったのですが、おかげで下痢は治りました。

言われた通りに翌日からは、血尿ではなくなりました。

後日かかりつけ医から、ネコの宛名で血液検査の結果が郵送されてきました。で、よくある結石だとわかりました。

そこで、下部尿路対策の餌に切り替えるように獣医に勧められたので、ヒルズサイエンスのそれ用の餌に替えました。

普通の餌に比べると値段は高いのですが、また、夜間診療になったら、恐ろしいので与えていますが、気に入ってくれて食いつきがいいので助かります。

完治までにかかった費用

なんと約60,000円かかりました。

60,000円が高いか安いかは考えの分かれるところだと思いますが、とりあえず、それで自分が安心できたので、良かったと思うしかありません。

内訳…夜間の動物病院の受診、治療が50,000円。かかりつけ医での血液検査、内服薬の処方が6,000円。その翌日(休診日)の受診、下痢止めの内服が3,000円。

動物の保険の資料請求もしましたが、やっぱり高いですね。

月々の保険料が高い割に診察料の7割しか払ってくれないものや夜間の診察には適応されないものなどがほとんどでした。

そう考えると、定期的に獣医に受診をして、普段の健康管理をしっかりするほうがいいかなと考え、保険の加入は見送りました。

その後の生活

しっかり一週間のお薬を飲ませて、すっかりよくなりました。

ご飯も気に入ってよく食べて、元気いっぱいです。

尿路結石に配慮した

それから、雄猫は去勢手術をしておいたほうが、生殖器系の病気にかかりにくいとのことだったので、結石が落ち着いたら去勢手術も受けさせようと思います。

盛りがついた時におすねこがあちこちにマーキングのオシッコをするのですが、もし家の中であまりマーキングをしなくて臭いで困る状態でなければ、反対に去勢手術はしないほうが結石になりにくいと獣医には言われました。

ちょくちょくオシッコをしていれば、石ができにくいそうです。

(しかし、このあと、家中でオシッコをするようになってしまい、手術は絶対しないといけないものになりました。

我が家は人間は健康そのもので、風邪も滅多にひかないのにネコに多額の治療費がかかってしまた。家族なので仕方ないですが、自分から体調不良を訴えてこないので、ふだんから健康管理や定期検診が大事だということを見にしみて感じました。

ペット保険も検討しましたが、高いわりに受診料の7割しか払ってもらえなかったり、夜間の受診には使えなかったりするので、見送りました。

それよりも普段からエサに気を付けたり、定期的に健康診断を受けたほうがコスパがいいのではないかと感じました。

人間と同じで日頃からの健康管理に注意しようと思います。