はい、ひかるです。
私は子どもの頃のケガが原因で、左かかとの痛みがあり、つらかったのですが意外なきっかけでケロリと治ってしまいましたので、私の体験をシェアしたいと思います。
10年近く悩んだかかとの痛み 原因から治癒まで
原因は高い所から飛び降りたこと
事の始まりは小学6年生くらいの時に、高い所から飛び降りた事です。
子供ってどうして高い所から飛び降りたがるのでしょう。
私も普通の子供だったので、高いところを見つけるとよく飛び降りていました。
ある時、1メートルくらいの所からジャンプでしたのですが、下がコンクリートだったのがいけなかったようで、左のかかとに激痛が走りました。
とても痛かったのですが、母に怒られるのではないかと怖くて言えずに、数日間かかとを地面につけないようにそっと歩いていたら、そのうちに痛みがなくなったので、次第に忘れてしまっていました。
しかし、大人になって何かの拍子に左のかかとが痛み出し、はじめはなぜ痛いのか原因がわかりませんでした。
整形外科でのアドバイスがあだになり・・・
何か原因があって、痛みが再発したのではないので、そのうち良くなるだろうと思っていたのですが、なんともならないので、いくつかの整形外科で受診した。
しかし湿布を出されるくらいで、痛みはよくなりませんでした。
サポーターを着けるようにと言われたこともあったので、足首用のサポーターを何年かしてみましたが、かえって足首周囲の筋肉がなくなったようで左の足首が細くなってしまい、痛みが増してしまいました。
その上サポーターで足首の関節の動きが制限されていたので、関節が徐々に固まってきてしまい、和式トイレでしゃがめない感じになってきてしまいました。
「このまま年をとったら、どんどん悪くなって歩けなくなるんじゃあるまいか」と不安で仕方なかったですが、どうして良いかわからない状態でした。
カナダの理学療法を受けて症状がなくなった
突然ですが、私は若い頃、カナダのバンクーバーに2年近く語学留学していたことがあります。
そこで、偶然担当になった医師に、かかとの痛みを相談してみました。
その医師は内科医だったのですが、私を診察台にうつ伏せに寝かせて、足の長さを見て「5センチも違うよ。こんなに違えば、かかとが痛いの当たり前だ」と言ったのです。
結構驚きました。足の長さが違うってどういうこと?足って普通同じ長さなんじゃないの?意味がわからん状態でしたが、医師はその場で理学療法士に紹介状を書いてくれました。
この紹介状を持って、理学療法を受けておいでということを言われ、地図を頼りに訪ねて行きました。
すると、その紹介状を読んで、カナダ人理学療法士が手加減なしの医療用語を並べて、何か説明してくれました。
しかし、英語がよくわからなかったので、全く理解できないまますっかりお任せ状態で診察と治療を受けました。
ここでの治療は簡単なものでした。
まず、足首を柔らかくするためなのか、鍋のふたを裏返しにしたようなカタカタするものに両足を広げてのり、体重移動でふたをくるくる回すようにしました。
何分かやらされたのですが、理学療法士と二人きりで無言でカタカタしているのもなんなので、知っている単語を並べて、This is fun.(これ面白いね)と言ったら、This is not a toy.(おもちゃじゃないよ)と真顔で言われて、余計なこと言わなきゃよかった。と思いました。
それが終わると、次は診察台にうつ伏せに寝かされ、左の足首をクルクル回されました。
始めは緊張して、足首に力が入っているのですが、そのうち力が抜けてきた頃に急に思いっきりグッと引っ張るというのを何回か繰り返されました。
痛くはなく、ただ急に引っ張られるのでビックリしました。
1回30分強の治療を5から6回受けたと思います。(1回5カナダドルくらい)
日本から海外旅行保険に入っていたので、どういう計算なのかはわかりませんが、安くて助かりました。
実を言うと、この時足首は痛くありませんでした(いつも海外にいるときはなぜか痛くなかった)ので、この治療の効果はカナダにいる時には実感がありませんでした。
感激!痛みがなくなっている
カナダでは痛みがなかったので理学療法士の治療が全て終わっても、治療の効果がわからないままでしたが、日本に帰ってきてやっと効果を感じることができました。全く痛みがなくなっていたのです。
私は海外旅行が好きで、時々海外に行っていたので、なぜか海外にいるときは足が痛くないことに気づいていました。
天気のせいなのでしょうか、気分的なものでしょうか。未だ理由はわかりませんが、日本に帰る前は「また、帰ったら足が痛くなるんだろうな」と憂鬱でした。
ところが、ある時帰国後何ヶ月経っても痛みが出ないことに気づきました。たまに少し痛みが出て、「あーそういえば前は痛かったな」と思い出す程度です。
そして、和式トイレ格好で座ることもできるようになっています。
思うに、カナダの理学療法士が時々足首の関節を引っ張っていたのは、固まってしまった関節を剥がしていたんでしょうね。
ありがたいことに、その後日本に戻ってきてから20年くらい経ちますが、痛みはないですね。足首もよく曲がりますし、カナダで理学療法士さんに治療してもらって本当によかったです。
カナダの理学療法士と日本の理学療法士との違い
そんな経験を踏まえ、友達の理学療法士に聞いてみました。「日本の理学療法士はそういうのできるの?」
「カナダの理学療法士は医者と同じようなもんだから…」はっきりは答えませんでしたが、できないようです。
カナダの理学療法士は大学院卒の学歴が必要だし、開業できる。それに対して日本は理学療法士は医師の指示のもと仕事をする。ということになっています。
日本とカナダの理学療法士の違いについてはこちらを参照してください。
まとめ
私は本当にラッキーでした。
偶然かかりつけの医師が話しやすかったので、ついでに相談したら、いい結果が出た。という。
もしかしたら、日本でも同じ治療をしてくれる人もいるのかもしれませんが、私は日本では会えませんでした。
ちなみに日本で、北米の大学院を卒業したドクターオブカイロプラクティック(日本の整体師という資格とは全く違う)という資格を持った方が開業しています。
私の子供が腰痛でかかって数回施術を受けたら、すっかり治ったこともありますので、今度記事にしたいと思っています。
私のかかとの経験は単純にケガが原因のものであり、痛みの原因や治療は人それぞれ違い、結果もバラバラで、再現性があるとは限りません。
こういうこともあるのだなというくらいに受け取っていただければ嬉しいです。
ところで、カナダでは足の長さが違うことがわかりましたが、その時は足の長さに対しては何の対処もしていません。
そのあと、ずっと後になり、足の長さも偶然揃ったので、こちらもそのうちに記事にしたいと思います。
ではでは…
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