ノラ猫を保護し、家ネコになるまでにしたこと

silver tabby kitten on gray concrete floor ネコ
Photo by Anang Ramadhan on Unsplash

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はい、ひかるです。

私の夫は大の猫好きで、家に10匹くらい欲しいと言うくらいです。

結婚して20年になりますが、その間家にネコがいなかった期間はわずか半年。

いつも単頭飼いしていたのですが、もう1匹飼いたい!とノラ猫さんを保護して飼うことにしましたので、経過を記録したいと思います。

ノラ猫を保護したい

先住ネコの遊び相手に

先住ネコの体重が6キロを突破してしまいました。

後姿がまあるい…

このままでは生活習慣病になってしまうのではないかと心配でなりません。

他の病気になってしまうのは防げなくても、生活習慣病になるのだけは避けたい。

もちろん、食事制限をして食べ過ぎないようにしていますが、食っちゃ寝の生活で効果なし。

体重を減らすには食事制限に加え、運動も必要ですが人間が遊んであげるには限界があります。

やはり、ネコにはネコのお相手がいいのではないかと考えました。

そこで、はじめは保護ネコさんを譲り受けようとしましたが、譲渡基準が厳しく、断られてしまいました。

その時の様子は保護ネコを引き取ろうと思ったら断られた!でも書いています。

野良の子ネコを保護しよう

保護ネコを譲り受けられなかったので、別の方法を考えました。

実は、私の夫の母も無類の猫好きで、家の庭にエサを常時準備して、野良猫にご飯を提供しています。(賛否両論ありますが)

ご飯を食べに来るのは大人のネコが多いのですが、成ネコは警戒心が強く、触ることもできず捕獲がむずかしいなあと思っていました。

しかし、子ネコが通ってきているのに気づき、子ネコなら近づけるんじゃないかなとトライしてみることに…

そして、夫の母の家の庭でバーベキューをしていた時に、その子ネコがやってきたので肉をあげてみたら、パクパク食べるし触らせてもくれたので、これは保護できるのではないかと思いました。

まだ赤ちゃんのネコだったので、警戒心が強くなかったのでしょう。

保護の計画を立てる

先住ネコを病気から守るために子ネコを保護したら、すぐに動物病院に行って感染性の病気を持っていないか検査をしたかったので、週末に保護するスケジュールを立てました。(私は平日仕事のため)

いつでも 保護可能 にするために、義母の家の庭に段ボールで小屋を作り、そこに定住してもらい、土曜日にして保護、そのまま動物病院に行って検査をする作戦を立てました。

週末を待たずに保護

本当は次の週の土曜日に保護するつもりでいたのですが、平日の夜に夫が「子ネコが実家の外壁と内壁の間に入ってしまい、出すのが大変だった。また変なところに入ったら大変なので、週末を待たずに平日して保護してもいいか」と聞いてきました。

しかたないので、すぐに保護計画を実行すると、拍子抜けするくらいあっさりと捕まえることができました。

さて、捕まえたのはいいけれど動物病院に連れていくまでの間は感染性の病気を持っているかもしれないので、先住ネコに会わせないようにしないといけません。

そこで私の子供の部屋にケージを設置し、その中にトイレを用意して、ケージの中だけでしばらく過ごしてもらうことになりました。

これは子ネコを家の環境になれさせるためで、びびり症のネコだと、どこかに隠れて出てこなくなったりするので、ケージの設置は大事だと聞きました。

野良ネコを家ネコにするまでにしたこと

先住ネコに新しいネコの存在を知らせる

先住ネコは子供の部屋以外は家の中を自由に移動しているので、直接見えなくても、子供の部屋にいる子ネコのにおいや鳴き声で、”なんとなく”子ネコの存在はわかるんだろうなと思っていました。

存在を認めさせたあとで、ケージ越しに会わせて、徐々に慣れさせようとしました。

子供の部屋のドアを少し開けておいたりすると、鼻を押し付けてにおいを嗅いだり、子ネコが結構大きい声で鳴くので、存在に当然気づいているだろうと思っていました。

動物病院で検査

そんなことをしているうちに土曜日が来て、ようやく子ネコを動物病院に連れていくことができました。

診察結果では、病気はもっておらず、血液検査でも問題はないということでしたので、安心して先住ネコにあわせることができます。

ついでに虫くだしの薬をのませ、ノミの駆除の薬をつけ、ワクチン接種をしました。

また性別はメス、生後3か月と言われ、避妊手術の予約もしました。

ケージ越しに先住ネコと初対面

病気を持っていないことがわかり、やっと先住ネコに安心して会わせることができました。

まず、ケージごと子ネコをリビングに連れてきて、ケージ越しに対面させてみました。

すると、驚いたことに先住ネコは子猫の存在に全く気付いていなかったのか、子ネコにびっくりして目が見開いてしまっており、ケージから距離をとって遠回りしたりして、怖がって遠くから様子を見ていました。

このころの様子は飼いネコの健康維持のためにしたことにも書いてあります。

先住ネコのあまりの鈍感さに驚きました。

子ネコは結構大きな声で鳴いたりしていたし、ドアの隙間に鼻を突っ込んでクンクンしていたのに気づいていなかったみたいです。

それにしても先住ネコは体格もよくて、オスの5才。健康でどこも悪くありません。体重も6キロもあり、人生で一番体が強いときだと思うのに、ケージの前を通る時のへっぴり腰…

この調子ではいつ子ネコをケージから出せるんだろうかと心配でしたが、そのあと急速に慣れて、一週間くらいで慣れて、ケージから出すことができました。

ケージから出す時間を徐々に伸ばす

出してみると、子ネコのほうはすぐに遊びはじめ、逆に先住のほうがおどおどしていたのですが、様子を見ながら少しづつケージから出す時間を長くしていくようにしました。

すると、一週間ほどするとケージがなくても、問題なく過ごせるようになりましたので、ケージも撤収しました。

ネコが二匹に増えて、気を遣うこと

先住ネコファースト

仲良く遊べるようになってよかったのですが、先住ネコは今まで人間の愛情を一身に受けてきたので、子ネコがかわいがられることで、いじけてしまうことが予想できました。

なので、体をなでてあげたり、挨拶したり、エサをあげるのも先住ネコからにするなど、気を遣っています。

それでも、初めのころは食欲がなくなり、何回か嘔吐をすることがありました。

獣医に連れて行っても悪いところがなかったので、ストレスが原因だったのかもしれませんが、吐き気止めの注射を一本打っただけで、よくなりその後は食欲が戻ってきました。

エサやり

先住ネコは5才で尿路結石を繰り返しているため、その対策のエサを与え、子ネコは生後3か月の育ちざかりなので、子ネコ用のエサを与えていますが、ネコはお互いのエサを食べたがってしまうので、エサをあげるときは別室にしています。

しかし、食べるペースが違うので、片方がまだ食べていても、もう片方は食べ終わって部屋から出たがっていることもよくあります。

片方がエサを残していたりすると、知らないうちにもう片方が残ったエサを食べてしまっていたりするので、残っていたら回収しないといけなくて、地味に面倒ですが、こまめにやっています。

まとめ

先住ネコがとてもビビりなので、子ネコと仲良くなれなかったらどうしょう。と思っていましたが、意外にあっさり仲良くなれてよかったです。

でも2匹になってから、環境を整えるまでが意外に大変でした。

まず、ネコというのは複数いたら、くっついて寝るものだと思っていたのですが、ばらばらに寝ています。

もともとネコ用に小さな電気カーペットが1つあったのですが、子ネコに使われてしまい先住ネコが恨めしそうに眺めていたので、慌てて大きめの(人間が足を伸ばして寝られるくらい)カーペットを買ってきました。

広くなってようやく2匹とも手足を伸ばしてノビノビ寝ています。

それから、ネコはやっぱり箱が好きなので、窓際に段ボールを置いて中にひざ掛けをたたんでおいてあげています。

外が見えるし、日が当たって温かいのでお気に入りの場所です。

ですが、子ネコもその箱が気に入って、先住ネコより先に入って寝てしまうことが多く、先住ネコが困っているのに気づきました。

慌ててもう一つ段ボールを探したのですが、なんでもいいかというと、そうでもなくて大きすぎても落ち着かないし、深すぎても外が見えなかったりするので、意外に段ボール探しが面倒でした。

環境を整えるまでは結構大変でしたが、2匹で追いかけっこをしたり、毛づくろいをしあっているのを見ると安らぎます。

肝心の先住ネコの運動不足ですが、だいぶ運動量は増えたと思うのですが、3か月たった時点では体重は変わらず6キロのままです。

運動量が増え、空腹を訴えることが多くなったような気がしますが、食事量を増やさないように注意していけば、そのうち減るのかな?ちょっと心配ではありますが、経過を見守りたいと思います。

ではでは…

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